日本経済大学、ウクライナ キエフ国立言語大学と 包括的学術交流協定を締結

2020.08.19

日本経済大学(所在地:福岡県太宰府市、学長:都築 明寿香)は、2020年8月に、ウクライナの首都キエフにあるキエフ国立言語大学(正式名称:Київський Національний Лінгвістичний Університет(KNLU))と、「学術交流協定」及び「学生派遣協定」を締結いたしました。

 

キエフ国立言語大学とは、交換留学の具体的に推進する条件を規定した協定を取り交わすと共に、学生の交換留学と併せて、教員の相互派遣、学術共同プログラムの策定・推進、学術論文の共同出版などの多面的な協力促進を目指しております。本学にとって、ウクライナの高等教育機関と協定を交わすのは、今回が初となります。

 

キエフ国立言語大学第3号館。日本語学科の教室もこの建物にある。

日本語学科の授業風景

キエフ国立言語大学は、1948年に設立された、言語系大学としては、ウクライナで最高峰の国立大学です。現在、6学部、26学科に、約700名の教員を擁し、約5000名の学生が在籍しています。通訳・翻訳家、研究者、教師といった言語系分野に留まらず、ウクライナの経済、政治の分野においても中枢を担う多くのスペシャリストを輩出するウクライナ屈指の高等教育機関です。

 

本学は、今回のキエフ国立言語大学との提携をスタートして、今後もウクライナの主要大学との提携を促進し、ウクライナと学術・教育交流を推進すると共に、引き続き、世界に開かれた大学環境の醸成に尽力いたします。

参考情報 キエフの概略及び提携の経緯

 

キエフ国立言語大学の所在するウクライナの首都・キエフは、5世紀後半に建設されたとされ、中世には、キエフ・ルーシの都として栄えた東ヨーロッパ最古の都市です。キエフ首都圏の人口は、約400万人を数え、ウクライナの政治、経済、教育、文化の中心です。

 

キエフ国立言語大学は、「外国語教育方法開発センター」を有し、最先端の外国語教授方法の開発に取り組み、同大学内のみならず、ウクライナ全国の大学・学校への導入を推進する役割を担っているウクライナにおける言語学分野の最高峰の大学です。同大学において、日本語学科は、1990年に、ウクライナで初めて日本語を第1専攻として教育を開始したウクライナにおける日本語教育のパイオニア的な存在です。日本への留学、特に、長期留学を希望する学生のニーズは大きく、本学との提携が寄与できる有意性は高く、交換留学を通してお互いの国の経済や文化習慣を学ぶとともに、日本・ウクライナ双方の教育方針を理解することにも繋がると考えております。

首都キエフの中心街。真ん中の塔は、ウクライナ独立記念碑。

キエフの中心を流れるドニプロ川。中央は、世界遺産にも登録されているキエフ・ペチェールシク大修道院